10月24日(土)、日高町立里平小学校で土曜授業を行い、児童のみなさん6名が参加しました。
1時間目は、アンモナイトの生態について学んだあと、レプリカづくりを行いました。アンモナイトって知ってるかいと聞くと、「かたつむりみたいなもの」「ぐるぐる巻いているもの」「海にいるもの」と声があがり、実物を見ると興味津々で実際に触っていました!
レプリカをつくるには、石膏やセメントを入れる型が必要で、「おゆまる」という熱を加えると柔らかくなり、常温では固まるものを使ってつくりました。アンモナイトの周囲まで上手に伸ばして作っていましたね。
型が完成すると、そこに、固めたいものを流し込みます。今回は石膏とセメントの2種類を作りました。固まるまでには時間がかかるので、そのまま置いて1時間目は終了!
2時間目は、サイエンスカーでの学習とクワガタ号の乗車体験です。
サイエンスカーでは、中に入るなり、多くの実験機器を目の前に「すごい」を連発! 心臓の音を聞いたり、超電導物質が磁石のレールに浮きながら移動する様子をくいるように観察していました。 容器の中の空気を抜くことができる実験装置では、空気が少ない時と多い時の電流の流れ方の違いに気付き、雷のしくみについて新たな発見をしていましたね。
クワガタ号の乗車体験では、クワガタ号が太陽と燃料電池の力で動くことを学んだ後、実際に運転しました。2回目の走行では、八の字運転にも挑戦! みんな上手に運転していましたね!
3時間目は、液体窒素による低温の実験を行いました。やかんの中に液体窒素を入れた時に口から出る冷気を体感しました。その時、「やかんの下から液体が漏れているよ。あれは何だろうか?」と液体の存在に気づき、疑問を抱いた児童がいました。その後の実験で、実はこれは液体酸素であると分かりました。みんなよく観察していましたね!
液体窒素で冷やしたマシュマロを食べた後、最後に液体窒素を体育館の床にまいた時には、その一滴が消えるまで追いかけて、最後まで観察をしていた姿がとても印象的でした。
閉会式では、一人ひとりから感想をもらい、大変感動しました。「また来てくださいね。」と言ってくれたことがとても嬉しかったです。また、お会いできる日を楽しみにしています!
閉会式後、固まったアンモナイトのレプリカを持って来て、私達に見せてくれました。とても上手にできていましたね。日高管内の先生にきいたところ、日高には、アンモナイトの化石が実際に採れる場所があるとのこと。将来、自分の手でアンモナイトの化石を発掘することができたらいいですね!