豊平川の転石調査(授業アイディア)
札幌市立幌東中学校 高橋伸充教諭
★転石調査方法
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川原に5mのひもを川の流れに沿ってはる。 | ひもに触れた転石1個づつ、長径、中径、短径を測定する。 | 転石を割ってレキ種を調べる。 | レキのサイズとレキ種を記入する。 |
★転石調査地点
★調査結果
| 豊滝小 | 石山大橋 | 南21条大橋 | 北環状大橋 |
レキ種 | | | | |
平均径 | 11.7cm | 4.8cm | 4.4cm | 2.4cm |
淘汰度 平均径の標準偏差 | 12.9 | 2.7 | 2.8 | 1.5 |
- 下流ほど、河原の転石にしめる安山岩の割合が高くなる。
- やはり、下流ほどレキの大きさは小さくなる。(平均径より)
- 下流ほど淘汰度が高い。
- 球形度は各地点ほぼ同じ数値になった。
★ レキの並び方と水の流れる向きの関係(インブリケーション)
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レキの倒れかた(並び方)に注目すると、上流側から下流側へ倒れている傾向が強いことがわかる。第四紀のレキ岩層のレキの並び方を調べ、古流向を推定する研究をしている方もいる。 |