令和5年4月1日より、理科教育センターは北海道立教育研究所教育課題研究部に統合されました。
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系統とその説明

(染色体番号)-(遺伝子座位)
No. 系  統 
概     要
1







Oregon-R







野生型
2





y w m f







y(yellow) 1-0.0:黄体色(体色や翅脈が黄色)。剛毛・体毛は黄褐色。
w(white) 1-1.5:白色眼。(白眼でよい)
m(miniature) 1-36.1:翅の長さが腹部末端まで短くなっている。
f(forked) 1-56.7:剛毛がやや太く、短く、屈曲している。
  • いずれも1番染色体(X染色体)上の遺伝子であるため、伴性遺伝の実験に利用できる。
  • 弱いので、イーストを少し多めにしたり、飼育ビン2本ずつ系統を維持したりするとよい。
3






y w








  • 高校生の生徒実験として、伴性遺伝及び組換え価の実験に利用できる。生徒実験では組換え価はおよそ0.4~1.0である。
4







B


B(Bar) 1-57.0:棒状眼。X染色体の一部の重複によって、複眼(小眼数約740)が縦に幅狭く棒状(小眼数約90)になる(雌はB/Bで小眼数約780から約70に減少)。実験・観察中、生徒は細眼と呼ぶことが多い。
  • 優性遺伝子であり、伴性遺伝にも利用できる。
  • B/Bの系統が、不等乗換えを起こして、一層細い眼のBB(double-Bar)と 正常型+/+が生まれることがあるので、時々、確認する必要がある。また、 そのような時は、Bの個体だけを取り出して系統維持を行う必要がある。
5







vg e







vg(vestigial) 2-67.0:痕跡翅。翅が痕跡的で体軸に直角になっている。29℃で飼育すると、翅はひろがり野生型に近付く。
e(ebony) 3-70.7:暗黒体色。光沢のある黒色。b(black)よりも黒い。
  • 二遺伝子雑種の実験に利用できる。(生徒実験では約2800個体のFの分離比が、++:+e:vg+:vge=11:3.3:3.0:1)
6







cn e


cn(cinnabar) 2-57.5:辰砂色眼(複眼が明赤色)。
e(ebony) 3-70.7:暗黒体色
  • 二遺伝子雑種の実験に利用できる。(生徒実験では約2,200個体のFの分離比は、+ +:+ e:cn +:cn e =9.3:3.6:2.5:1)
  • cnを一遺伝子雑種として生徒実験で交配したときのFの分離比は3.2(1770):1(555)
7






e


e(ebony) 3-70.7:暗黒体色、野生型と見分けがつきにくい時は、翅脈を比べ、黒がはっきり見える個体がeです。
  • 中学校の一遺伝子雑種に利用できる。(生徒実験では、約7000個体のF2の分離比は2.92:1)
8







se


se(sepia) 3-26.0:セピア色眼(実験・観察中の生徒は黒眼と呼ぶ)。羽化後の加齢に伴い暗褐色化
  • 中学校の一遺伝子雑種の実験に利用できる。(生徒実験では、約2000個体のF2の分離比は3.22:1)
 ※ 1、2、3、4、5、7の系統は、首都大学東京より分譲いただいた系統 又は それをもとに作成した系統です。
 
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