北海道立教育研究所 附属理科教育センター  
 Science Education Center attached to Hokkaido Education Research Institute  
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硫化鉄と塩酸を反応させる実験における留意事項ついて

 新聞報道等で承知のとおり、道外の中学校で、硫化鉄と塩酸を反応させる実験において、発生した硫化水素により複数の生徒が体調不良を訴え、病院に搬送される事故がありました。この実験を行う際には、次の点に留意して行ってください。
・硫化鉄、希塩酸は必要最小限の量を使用すること
・実験中は換気を十分に行うこと
・発生した気体を生徒が直接吸い込まないよう注意すること
・においの確認後は、速やかに生徒から反応容器を回収し、水を加え反応を止めること
・事故の発生に対応できるよう、危機管理マニュアル等を整備すること
 

亜鉛粉末使用後の後処理について

 亜鉛粉末には,湿った状態で空気にさらすと発熱して自然発火する性質があることから,水溶液中で実験に使用した際の廃棄が大変難しい物質です。したがって,水溶液中での化学反応で亜鉛を用いる場合には,自然発火する危険性の無い,板状・粒状・花状(華状)のものを用いることが望ましいです。
 もし亜鉛粉末を用いる場合には,必要最小限の量にとどめるとともに,廃棄に際しては粉末が湿った状態で空気にさらされるような状態を避け,速やかに業者委託するなどして適切に廃棄してください。
 

ナトリウム等の危険物の適切な保管方法について

 ナトリウムの保管に用いる灯油に十分注意してください。!!
 新聞報道等で承知のとおり、道外の高等学校において、燃料用に購入しポリタンク等に保存された灯油にナトリウムを入れて保管しようとした際、爆発事故が発生しました。灯油には、水が混入している可能性があり、ナトリウムの保管にこうした灯油を用いると、ナトリウムと水が反応して発火や爆発等の重大事故が起こることがあるため、大変危険です。 金属ナトリウムの保管には、原則として 試薬(「ケロシン」等の名称で販売)を用いるようにしてください。