体細胞分裂の観察           画面をクリッックすると動画または大きな画像が見えます。

準備 タマネギ、包丁、温度計、バーナー、三脚、金網、ろ紙、ピンセット、カミソリ、
  柄付き針、駒込ピペット、ペトリ皿、ビーカー(中1個・小2個)、試験管ばさみ、
  スライドガラス、カバーガラス、カルノア液、70%エタノール、1mol塩酸、シッフの
  試薬、45%酢酸

 
方法
 1 タマネギの茶色い皮をむき、古い根の部分を包丁で切り取って、適当な大きさのビ
  ーカーに水を満たして、水に下部がつかるようにタマネギをのせる。







 2 数日後発根するので、先端から1cmくらいで切り取り、カルノア液につけて20分固
  定する。

  ※ 保存する場合は、カルノア液につけてから70%エタノールで酢酸のにおいが消え
   るまですすぎ、70%アルコールにつけて冷蔵庫で保存する。




 3 ペトリ皿に水を入れて固定した根端をすすぎ、湯煎して60℃に温めた1mol塩酸に
  入れて10分待つ。







 4 再び水ですすいだ後、シッフ試薬に10〜15分つける。酢酸カーミンや酢酸オルセイ
  ンを使う場合は,染色液を一滴かけ,5分ほどたってからろ紙で染色液を吸い取る。







 5 先端部分が赤く染まったら、根端をスライドガラスにとり、って、カミソリで赤く
  染まった部分だけを残して切り取る。
   






 6 カミソリで細かくきざみ、45%酢酸を滴下してカバーガラスをかける。







 7 カバーガラスの上からろ紙をのせ、マッチ棒の後ろで軽く渦を描く
  ように中心から外側へとたたく。少しずつ強くして繰り返し渦状に
  たたく。最後に親指で一気に押しつぶし、顕微鏡で観察する。




参考
 1 カルノア固定液 99%エタノール:氷酢酸:クロロホルム=6:3:1
 2 シッフ試薬の作り方
  
 
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