第1弾は、7月27日(月)に理センで「実験室で扱う薬品の性質と取扱い」を行いました。
理セン所員を講師として、25名の先生方に参加していただきました。
講義に実験を交え、禁水性の物質の危険性や取扱い方法などを確かめました。
後半は、花火の歴史に触れ、火薬を使わない線香花火を製作しました。点火すると大きな火球を作り、パチパチと音を立てて輝きました。夏の風物詩を味わいながら化学の進歩と薬品の性質について学びました。
第2弾は、8月7日(金)に理センで「身近な発光材料を使った化学実験」を行いました。
北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授、山田幸司様を講師に、19名の先生方に参加していただきました。
100円ショップで販売されているケミカルライトを分解し、発光のしくみを確かめました。
また、ノーベル化学賞を受賞した北海道大学名誉教授鈴木章先生の研究成果である、「鈴木―宮浦クロスカップリング反応」を分かりやすく解説していただき、反応を体験キットを用いて確かめました。反応後の溶液にブラックライトを当てると緑色に光り、さらに溶媒の割合を変えることで、その色が変化していく様子をじっくりと観察しながら、最先端の化学に触れる貴重な機会となりました。
第3弾は、8月12日(水)に北海道大学苫小牧宇宙電波観測所で「電波で探る宇宙―苫小牧から南極へ―」を行いました。
北海道大学大学院理学研究院准教授、徂徠和夫様を講師に、18名の先生方に参加していただきました。
電波による宇宙観測の仕方について講義を受けた後に、実際に直径11メートルの電波望遠鏡を見学しました。
パラボラアンテナの後ろ側には、受信機室がありその内部も見ることができました。パラボラアンテナで受信した電波はこの受信機室から観測制御室に送られることを説明していただき、実際に観測制御室で天体の観測を行ったところ、遠い天体からの電波を確認することができました。
多くの先生方のご参加、ありがとうございました。冬は、1月8日(金)に理センで北海道大学大学院理学研究院准教授、黒岩麻里様を講師に「動物の染色体の観察と同定―核型から見える種の多様性―」を実施します!
多数のご参加、心よりお待ちしています!