6月21日(土)、フリープラン研修として、本年度3回目の北海道高等学校理科研究チーム161回例会が行われました。今回は、北大工学研究院の坂入正敏准教授を講師に迎え、「電池の化学」と題して、基本的な電気化学理論の講義と実習を実施していただきました。
高校までの化学の学習では、電池の仕組みを起電力の違いで考えることが多いのですが、実際の電池の能力は電流も大きく関係します。今回の実験を通して、陽極に用いる金属や面積の違いにより電流量が変化する様子を観察することができました。
そのほかにも、金属マグネシウムの塊や形状記憶合金などの金属に直接触りながら性質を確かめたり、元素の性質を動画で楽しく理解できるアプリケーションを紹介していただいたりと、3時間にわたる講義が大変短く感じるほど充実した例会となりました。
今週の理センは、渡島管内での移動理科教室をはじめ、乙部町でのプロジェクト研究、稚内での教員研修講師派遣などなどアクティブな一週間となります。そして、来週からはじまるパワーアップ研修、夏休みの多彩な研修講座へ・・・理センは、この夏も全力投球です!