後志教育研修センターの「理科」研修講座を担当させていただきました。「理科における言語活動」という,現在,たいへん重視されていることを考える講座が設定されていました。
○理科の学習は,体験-言語-体験-言語と,体験が先行するものであること,
○学習したことを忘れさせない(長期記憶に残る)学習状況を,「実感を伴った理解」と表現されていること,
○「実感を伴った理解」のためには,体験,問題解決,日常生活との関連が大切であること,
などを,実験をしながら話をさせていただきました。
<アンケートから>
・小学校の理科の授業を観られる機会が全くなかったので,今回,映像で観ることができて,とても参考になりました。
・長年,理科のない学年等を担当していたので,しばらくぶりに理科を担当することになり,どんな教科だったのか,曖昧な感じだったのですが,授業の組み立て等,見えてきたかと思います。講師の話も,気がつけば時間が過ぎていると言うくらい,おもしろくて,とてもためになったなぁ,と思いました。
・物理は苦手な分野なので,楽しい授業をするヒントをもらえてよかった。
・講義だけでなく,実験も数多く紹介してくれて,とても楽しく聞くことができました。
・学校での研究主題が,〝言語活動の充実〟となっており,自分の中で,理科における言語活動にどう取り組んでいくべきか悩んでいた。理科では,体験があっての言語活動であるとの話は参考になった。
・今回,初めてこのような研修に参加したが,この後すぐに事項でも取り組みたいと思うような内容が多く,とても勉強になった。今後も積極的にこのような研修に参加し,わかる,楽しい授業づくりへとつなげていきたい。
先生方の授業の参考になる,役に立つ講座となっていれば,幸いです。(M)