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2014/09/09

羅臼町立春松小学校のみなさんとの移動理科教室

| by 理セン管理者
羅臼港に日本丸が入港し、雨まじりの天候の中、春松小学校の校内には4,5,6年生の子どもたちの笑顔と歓声が広がりました。
4年生のみなさんとの「太古の世界へようこそ」
 アンモナイトのレプリカづくりと有孔虫の標本づくり、そして、宝石探しを行いました。とっても作業の早いみなさんでした。「あんなに作業が正確手早い、そして一生懸命なみなさんに出会ったのは初めて!」「(会場となった)図工室を、終了後に自主的に掃除をしていた」と、驚き、感心したことを指導者N田は話していました。
 有孔虫の標本づくりのとき、「ルーペをのぞいて採集しながら、色や形のわずかなちがいに気づく子」「30個以上の個体を見つける子」「ルーペを使わずに、肉眼で採集する子」がいました。細かい違いにまで気がつく、すばらしい目と豊かな感性をもった子どもたちに出会えました。


5年生のみなさんとの「楽しい化学実験」
 時計反応、バルーンスライムづくり、人工イクラづくり、そして、人間電池づくりを行いました。驚きの声を上げたり、積極的な質問をしてくれたりと、反応のとてもよいみなさんと出会えました。「スライムに入れた『水』はどこへいったのかな」とある子が疑問の声を上げると、「ホウ砂の中に取り込まれたのではないかな」と答える場面も見られました。『取り込まれる』という表現を使うことに驚き、感心しながら、正確な表現で説明した指導者I藤(崇)でした。
 「人工イクラ」を作ったとき、今回は新しい食品添加物用の試薬、清潔な容器を使ったので、「食べたかったら、食べてもいいよ」と話してみました。「食感は似ているけれど、おいしくない」と話していました。それはそうだろうなぁ』と思いました。味付けのしていないものだし、ましてや、産地のみなさんですから。


6年生のみなさんとの「アイで染めよう」
 藍染め、紫キャベツによる水溶液の性質調べを行いました。明るい笑顔で、なんにでも一生懸命なみなさんと出会えました。残念なことに、藍の染まりが思わしくなかったので、後から、藍の色がはっきりとわかるものを送ることを約束してきました。
 とても、礼儀正しく、落ち着いていて、触っていいものとそうではないものの区別がはっきりとついているみなさんでした。そこで、サイエンスカーの中で「真空実験」をしたとき、「見ているだけで、触ったり力を入れたりしないのだったら、テレビで見ているのとあんまり変わらないよ」と話してみました。大気の圧力の強さを、体感できたでしょうか… また、「超伝導実験」をしながら、「超伝導についてきちんと説明できたらノーベル賞だよ」と話したときの、それを聞いてたみなさんのキラキラとした目に感動しました。20年後、羅臼町出身のノーベル賞受賞者が出るかもしれません。

(M)
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