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2014/06/12

音更町立昭和小、豊田小、東士幌小の皆さんとの移動理科教室

| by 理セン管理者
 音更町の昭和小学校、豊田小学校、東士幌小学校3校の集合学習として移動理科教室が実施されました。違う学校の友達とたくさんの話をし、思い出を共有する場として、移動理科教室をセットしていただいたことに、私たちのへの期待を感じました。その開会式では、山田所長の挨拶の後に、クルー「T」が颯爽とクワガタ号に乗って登場!


1,2年生との「つくってあそぼう」
 スーパー紙トンボを作って飛ばしています。羽根のひねりを、浅くしたり、深くしたりと、羽根のひねりと飛び方のちがいを調べています。さらに、羽根の先端にもひねりを加えたり、手のこすり合わせ方を変えてみたりする子もいました。結果(紙トンボの飛び方)をみて、次の方法を考えるという研究スタイルです。将来、風力発電機や船、飛行機などのプロペラなど、空気の流れを研究する子が、この仲間から出てくるかもしれません。


3,4年生との「楽しい化学実験」
 サイエンスカーの中での一コマ。
「今日、心臓は持ってきたかい? 家に忘れてきた子はいないかい?」とたずねてみると、「忘れるわけ、ないじゃん」「ここに入っているよ」「無かったら、死んでるっしょ」との返事。さらに、「その心臓は、動いているの?」とたずねてみると、「あったりまえっしょ!」と答えてくれるのですが、胸に聴診器型のマイクを当て、心音が聞こえてくると、思わず上がる「おーっ」という歓声。やっぱり、実際に体験してみることが大切ですね。

「心臓の場所って、どこだったっけ?」「ここにマイクを当てたときの音が一番大きいから、ここら辺じゃないかなぁ」「マイクをこんなところに当てても、音が聞こえるよ」子どもたちの微笑ましい会話が聞こえてきて、降ったり曇ったりの天気でしたが、心は晴れ晴れポカポカでした。 
5,6年生と「生き物の世界」
 葉脈標本を作り始める前に、「葉脈の『脈』って、どんな意味だと思う?」とたずねてみました。指導者のストーリーでは、血管の脈のことを答えるだろうから、血管の中を流れる血液のこと、体全体に血液が行き渡っていることから、植物の体のつくりの話をしようと考えていました。ところが、「つながっていること」との答えが返ってきました。「どうして、そう思ったの?」ときいてみると、「『山脈』という言葉があるから」と答えてくれました。後で、『脈』の意味をWikipediaで確かめてみると、「(みゃく)とは、繋がりを意味する語」とありました。大正解でした。すばらしい。 午後からは、サイエンスショーとして、「みつばちの日・蜜」「冷たくすると 〜液体窒素による−196℃の世界」を行わせていただきました。
 閉会式の中で、ある子が感想として、
「葉脈標本を作ったことが楽しかったです。標本を作る前は、葉脈は筋のように見えるところにだけあるのだろうと思っていました。けれど、緑色の葉肉をとってみると、葉肉があったところにも、とても細かい葉脈があって、びっくりしました。」と話してくれました。ありがとう、それをみてほしかったんだ。子どもたちのすばらしい言葉の数々に感動しました。


 閉会式の後に、高学年の子どもたちがそろって、あらためてお礼を言いにきてくれ、整然と会場を立ち去っていきました。何度も移動理科教室をさせていただいていますが、このようなことは初めてでした。心がさわやかになるような思いがしました。(M)
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