12月20日(土)に「中学生の科学実験教室(冬季)」を当センターで実施しました。
当センターと北海道エナジートーク21、日本化学会北海道支部が平成11年から毎年2回実施しているものです。今回は、19名の中学生が参加しました。
【午前】何と40アンペア?パスカル電線による「電流と磁界」の実験
「パスカル電線」と呼ばれる何重に重ねて接続した電線を使用し、強力な磁界をつくりました。
強力な磁界の中に磁石を入れると、まるで生き物のように踊りだし、驚いていました。
また、磁石でできたこまを入れると、永久に回り続ける現象も確認でき、電流と磁界の関係について、楽しみながら学ぶことができました。
【午後】物質の七変化~状態変化と化学変化~
最初に、錫と銅を混ぜて真っ赤になるまで加熱し続け、青銅をつくりました。次に、その青銅を砥石や紙やすりなどを使って、平らに磨き上げ、青銅鏡を作りました。参加者は、初めて見る青銅鏡の美しさに感動した様子でした。
後半は、状態変化による発熱を確認する実験や、触媒を使って光る液体をつくる実験を行いました。
最後のテルミット反応では、3000℃の激しい炎に大興奮!!酸化鉄から鉄を取り出す方法を学びました。
参加者からは、「知らないことを知ることができたので、楽しかった。」、「普段学校でできないことができて、とても勉強になった。」、「学校の授業の予習や復習ができた。」などの声がありました。
次回は、7月に開催予定です。たくさんの応募をお待ちしております。