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2016/02/15

「テラ21」の車内を解体 ~サイエンスカー物語「番外編」~

| by 田中@理セン

 ニューサイエンスカー「夢ラボ わくわくじっけん号」の準備が着々と進む中、2月9日(火)、「サイエンスラボ テラ21」の車内解体の日がやってきました。


 「テラ21」の車内には、四代目に引き継ぐ観察・実験機器があるため、慎重に取り外し作業が行われました。

    
 外された様々な機器は、これからも大切に使っていきたいと思います。「テラ21」の機器が「夢ラボ」のどこに使われるのか、詳細が決まりましたら、追って紹介させていただきます。


 さて、昨年連載させていただいた「サイエンスカー物語」ですが、各方面から反響がありました。励ましの言葉もたくさんいただき、誠にありがとうございます。


 実は、最終話完結後も理センの資料室などから、たくさんの資料が出てきています。本当に多くの方々に愛されている事業なんだと実感させられます。
 今回は、「番外編」①~③として、これまでに紹介できなかった資料をお伝えします。


 「番外編①」実はあった、初代「コメット」のカラー写真!
  
 (カラー写真はこれまで2枚確認しましたが、これが最高品質!)


 「番外編②」どんどん出てくる二代目「コメット」の財産!
    
 (4階物理実験室前の廊下には、額に入った大きな写真が掲示されています!)

  
 サイエンスカーを紹介するパンフレットはなんと、 小学校下学年〈黄〉、小学校上学年〈赤〉、中学校〈緑〉の3種類! 書かれている内容は各学年の児童・生徒の実態に合わせた表現になっています。
 ちなみに、小学校下学年は小学校1~3年生、小学校上学年は小学校4~6年生を指しています。また、これとは別に、「第2話」で紹介した青いパンフレットもあったというのだから驚きです! 

    
 さらに、二代目「コメット」の動く模型があります! この展示場所(赤丸に示した場所)が分かる方は、相当なコメットマニア!
 研修講座に来られた際には、是非ご覧ください!

 「番外編③」三代目「テラ21」贈呈式時の気象画像を発見!
    

 平成10(1998)年6月3日に、道庁赤れんが庁舎前庭で行われた贈呈式。その横で、大きなパラボラアンテナをある方向に向けて設置する理セン職員の姿。


 実はこれは気象衛星「ひまわり」から送られてくる電波を直接受信し、サイエンスカーの中で地球の雲の様子を画面を通して見ることができた装置なのです。
  
 そして、受信した雲の画像は、その場でプリントアウトすることができました。
その画像がこれ! 印刷された状態で、大切に保管されていました!

   
 記録されている日付、時刻から、贈呈式時に受信した画像であると想定されます。Windows98の発売がこの年ですから、当時の最先端技術であったことがわかります。何だか一気に18年前に戻った気持ちになりますね。


 今では、携帯型の情報端末でいつでもすぐに情報を入手することができますが、時には過去のこういった資料から歴史を振り返ることで、当時の環境や当時の事業に携わった方々に思いをはせることもよいのかなと思います。


 以上、番外編でした。


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