8月1日(金)、本年度の環境教育研修講座が開催されました。
最初に、道総研環境科学研究センターの芥川主査、小野主査をお迎えして化学分野の講義と実験を実施しました。特に、最近注意報が発令されるなど関心が高まっているPM2.5については、モデル実験なども交えた大変わかりやすい講義でした。また、当センターと共同で開発した環境学習プログラムに関する実験については、大気汚染や酸性雨など、近年関心が高まっている内容について理解を深めることができました。
続いて、千歳市立駒里中学校の川上祐二先生による実践発表が行われ,学校全員で取り組む美々川流域の環境調査や河川の保全などについて楽しくわかりやすく紹介していただきました。
午後からは、生物と家庭科に分かれての実習を行いました。生物では、道研周辺の植物を自分たちで採取し、その植物を使って外来植物等について学んだり、排気ガスで汚れたマツの気孔を観察したりしました。家庭科では新聞紙でエコバックを自作するなど、授業以外の学校活動や家庭でも実践できる実習を行いました。
環境教育は、ICTなどと同様、学校の教育活動のほぼすべてに関わってきます。本年度参加できなかった学校や先生方も、来年度以降、ぜひ参加をご検討下さい。また、本日化学分野で実施した環境学習プログラムは環境科学研究センターのホームページに紹介されていますのでぜひご覧下さい。