CODの定量法に関する一考察(その2)
鈴木 哲
 化学的酸素消費量(COD)の定量法は、酸化剤の種類と濃度、酸化の温度及び時間などの条件によって、COD値にも影響を及ぼす。定量の方法と条件の選択は、調査の目的やCODの意義付けに関連するが、前報では、過マンガン酸カリウムアルカリ性法での、加熱温度と時間、試料水の量の影響による測定の条件及び添加、繰り返し実験によるCOD値の信頼性について比較、検討し、報告したが、本報では、過マンガン酸カリウムアルカリ性法と酸性法での共存イオンの影響と溶液の呈色について比較、検討した。

[キーワード] 高等学校化学 COD 過マンガン酸カリウム 共存イオン 呈色 吸収曲線

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