魚の鱗移植を用いた免疫実験
−普通高校でもできる簡単な免疫実験
片岡 辰三
 普通高校の生徒を対象とし、より簡単にできる免疫実験として、魚の鱗移植を教材化した。本実験は探究活動を重視し、課題・仮説・発展などを設定した。自家移植鱗は生着し、他家移植鱗は拒絶されることが認められた。キンギョの1次応答においては、飼育水温30℃で、移植後5日目で他家移植鱗の拒絶が確認された。同種間他家移植に比較して異種間他家移植の場合、若干早く拒絶され、拒絶反応も激しくなる傾向が認められた。

[キーワード] 理科 生物 免疫 鱗移植 探究活動

本文 PDFファイル(486KB)