永田 敏夫 中村 隆信 |
冬の長い北海道では「防雪・除雪」という用語に代表されるように、雪や氷は排除すべき存在と考えられてきた。しかし、大自然は逃れようがない。むしろ、積極的に雪や氷を取り込み、「親雪・利雪」という楽しく親しみのある存在として考えるような発想お転換が求められている。 「熱と温度」の学習では、「加熱して温度を上昇させる」ことを基にしている。しかし、見方を変えて、「冷却して温度を下降させ」たり、「周囲の熱によって氷を融解させる」ことなどによっても目標を達成することは可能である。 北海道の特性を生かした雪や氷を用いた実験を行い、より効果的に学習を進め、児童・生徒の興味や関心を喚起し、意欲を高めていくことができるのではないかと考え、工夫を試みた。 |
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