「電流の発熱を調べる実験」の検討
山谷 陽子 吉岡 晃
  小学校学習指導要領B区分「物質とエネルギー」では、児童の主体的な問題解決活動を生かした学習を展開するうえで、身の回りに関係の深い自然の事象や日常生活で用いられる素材などが重視されることにより、第6学年の「電流の働き」の中に、学習内容として、電熱線に電流を流すと発熱し、電流の強さによって発熱の仕方が違うことが新しく付加された。
  そこで、「電流の働き」の学習を進めるうえで、教材化の視点から発熱がとらえやすい身近な金属線発熱素材やニクロム線の発熱の仕方や、ニクロム線の発熱が電流の強さによって変わることをとらえる実験方法を検討した。
  ここでは、紙面の都合上、「水温測定による金属線発熱素材の検討」についてのみ記述する。

[キーワード] 電流 発熱 水温 金属線
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