真空鈴の実験の検討
橿棒 光一

  新学習指導要領中学校理科第1分野「(2)身の回りの物理現象」の中項目「ア 光と音」では、音が空気中などを伝わることを扱うことになっている。音が空気中を伝わることを確かめる実験としては、従前から「真空鈴の実験」が実施されることが多い。「真空鈴の実験」とは、鈴を内部に取り付けた丸底フラスコに少量の水を入れ、加熱沸騰した水蒸気で排気し、排気の前後での鈴の音の強さを比較するものである。
  ここでは、この実験方法の問題点を検討し、その改善の工夫について述べる。

[キーワード] 中学校 身の回りの物理現象 音 真空鈴
本文 PDFファイル(412KB)