冬の星座を観察しよう


 準備するもの

      星座早見ばん、双がん鏡(天体望遠鏡)


 調べ方

1. 星座早見ばんで冬の大三角形の位置を調べ、実際にさがして見てみよう。
 
◎ 12月下じゅんから1月上じゅんにかけて夜の8時ころ、外にでて東の空を見ると、冬を代表するいくつもの星座を見ることができ ます。冬の外は大変寒いので防寒対さくは万全にしてください。でも、明るい星や、形の美しい星座が多いので、観察するには大 変良い時期なのです。
                              

◎ オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンの3つの星を結ぶと大きな正三角形を描くことができます。これが、冬の大三角形です。
星の名前    星座名 星の色 星の明るさ
ベテルギウス オリオン座   1等星
シリウス おおいぬ座 青白   1等星
プロキオン こいぬ座   1等星
  
冬の大三角形を作る星
冬の大三角形(星座早見ばん)

冬の大三角形実際の写真
冬の星座(星座早見ばん)


2. 冬の大三角形を見つけたら、星座早見ばんを使って冬のいろいろな星座を探しだそう。

◎ それぞれの星座にある星の明るさや色、特ちょうあるならび方などを調べてみよう。冬の星座として は、おうし座、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、ぎょしゃ座、ふたご座、うさぎ座などがあります。

(1) おうし座
  冬の星座の中で、一番早く東の空にのぼってくるのがおうし座です。赤色にかがやく1等星アルデバラン、昔から「すばる」として有名なプレアデス星団、アルデバランの近くにヒヤデス星団が見えます。

(2) オリオン座
  冬を代表する星座です。真東からのぼってくる三つ星を中心に、4つの明るい星が四角形を作っています。オリオン座には、2つの1等星があります。1つは、赤色にかがやくベテルギウス、もう1つは、青白色にかがやくリゲルです。三つ星のわずか下のところにオリオン大星雲(M42)が見えます。

(3) おおいぬ座・こいぬ座
  オリオン座の左下のところにとても明るい星があります。これが、夜空にかがやく星の中でもっとも明るい1等星、青白色にかがやくシリウスです。シリウスから天の川を渡ったところには、こいぬ座の1等星、白色にかがやくプロキオンが見えます。おおいぬ、こいぬとも、りょう師オリオンがつれていたりょう犬です。

(4) ぎょしゃ座
  オリオン座の真北に、細長い五角形をしたぎょしゃ座があります。ぎょしゃ座には、黄色にかがやく1等星カペラがあります。

(5) ふたご座
  ぎょしゃ座の東に、明るい星が2つ並んで見えます。これが、ふたご座です。明るいのが、だいだい色にかがやく1等星ポルックス、やや暗いのが、白色にかがやく2等星カストルです。ポルックスの近くで、黄色くひときわかがやいているのが、木星です。

(6) うさぎ座
  うさぎ座は、オリオン座のすぐ下にあり、3等星を中心に小さな四角形のような形に見えます。


3. 星座の中にある星団や星雲を双がん鏡(天体望遠鏡)で見てみよう。

 ◎ 見ごたえのあるのが、プレアデス星団、ヒヤデス星団、オリオン大星雲などです。
 

 



 
 
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