水の動きをダイナミックにとらえる!

      〜飼育ケースを使った簡易風呂釜〜



水を熱すると、熱せられた水が移動して全体が温まることを小学校(第4学年b区分)で学びます。

しかし、このことを試験管やビーカーを使って実験すると、あたかも熱せられた水が容器内をぐる

ぐる回るものと間違って理解してしまう児童・生徒も少なくありません。

 そこで、水を熱すると比重が小さくなり、上の方に移動していくことを視覚を通してダイナミック

にとらえることができる方法を紹介します。

[材料]

 プラスチック製飼育ケース、フィルムケース、アルミテープ、ポリエチレン管(φ5mm)、接着剤

(エポキシ系樹脂)、コーキング剤、インク

[熱源]

 ヘアードライヤー

[作製のポイント]

        






[水の対流のようす]

     

         
      実験開始直後                            1分後


      

        5分後                            10分後



  この実験では、熱せられた水の移動のようすが実験直後すぐに見られ、しかも、ダイナミック

で鮮明な水の動きを視覚的にとらえることができます。

  また、飼育ケースの中に数本の温度計を入れることで、それぞれの部分での温度の違いを見る

こともできます。是非、試してみてください。