方法
  1 アルミニウム製の皿にろ紙を敷く。
  2 1%ヨウ化カリウム水溶液と1%デンプン水溶液の混合液をろ紙に少量しみ込ませる。
  3 電池の−極とアルミニウム製の皿をリード線で結線する。
  4 電池の+極と両側を削った鉛筆の片側をリード線で結線し、もう一方の鉛筆の片側でろ紙
   に字や絵などをかく。
写真をクリックすると動画がみられます

1.ヨウ素デンプン反応から (紫色の字や絵がかける)

準備  アルミニウム製の皿、ろ紙、電池(9V)、リード線、 鉛筆、1%ヨウ化カリウム水溶液と
    1%デンプン水溶液の混合液(ほぼ同じ量を混ぜる。)

2.酸・アルカリの指示薬と食塩水の電気分解から

質問です

せっかくかいた文字や絵ですが、これを消すにはどうしたらよいでしょうか。
(ただし、上の準備で用意したものだけを使うこととします。)
ここをクリックすると答えが
動画で見られます。↓
字や絵がかけるのは、鉛筆の芯の先(+極)でおきる酸化反応とデンプンの反応を利用しています。鉛筆の芯の先では、ヨウ化カリウム水溶液中のヨウ化物イオンをヨウ素にし、このヨウ素とデンプンが反応して紫色の字や絵がかけるわけです。もし、デンプン水溶液を混ぜないとヨウ素だけの茶褐色の文字や絵になります。 
食塩水を電気分解するとー極から水素が発生して、ー極のまわりがアルカリ性になります。
これを利用して酸・アルカリの指示薬と食塩水を混合した水溶液をろ紙にしみ込ませると
次のような色の文字や絵をかくことができます。
準備  アルミニウム製の皿、ろ紙、電池(9V)、リード線、 鉛筆、5%食塩水、BTB溶液
   フェノールフタ レイン溶液
例1) BTB溶液の場合 (青色の文字や絵がかけます。)
例2) フェノールフタレイン溶液の場合(赤紫色の字や絵がかけます。)
方法
  1 電池の+極とアルミニウム製の皿をリード線で結線する。
  2 電池の−極と両側を削った鉛筆の片側をリード線で結線する。
    (ヨウ素デンプン反応のときとは逆になります。)
  
3 5%食塩水に酸・アルカリ指示薬となるものを少量混ぜてろ紙にしみ込ませる。
  

まだまだ応用ができます。
 カレー粉やブルベーリーにエタノールを加えて、色素を抽出したものを酸・アルカリ指示薬として使います。

他の果実や野菜なども
試してみてください。